営業方針

このページでは、「似顔絵でかど屋本舗」の営業方針について紹介しております。お客様の通常のご注文時には特に意識する必要のない情報ですが、おヒマなときにご一読いただき、「なるほどこういう考えでやっているのか」と思っていただけたら幸いです。

似顔絵の料金について
・似顔絵というのは、なかなか料金設定が難しいものです。同業者の状況をざっと見渡してみても、1枚300円で手描きしている学生さんから、ウェルカムボードが5万円以上の有名プロまでいます。
・とはいえ、本来の目的から言えば、「誰が描いたか」ではなく、あくまでも「どれだけ似ているか」、また「お客様の希望にどれだけ応えているか」を基準に評価すべきものではないかと、店主(でかど屋)は考えます。
・一方、お客様の立場に立ってみれば、似顔絵に出費できる金額には当然個人差があるはずです。例えば同じ「1000円」でも、高収入のお客様ならランチ1食分にも満たないかもしれませんが、1日分の食費を超えるお客様もいるでしょう。
・そこで、当店が基本方針として打ち出したのが、「『似顔絵のクオリティ』と『お客様にとっての価値』を料金にストレートに反映させるとともに、一人でも多くのお客様に幅広く似顔絵を提供したい」という考え方です。
・当店でご提供している「フレックス料金制」の「ベーシックコース」は、その考え方に基づいたサービスです。
・理想を言えば、それ以外もすべてフレックス制にして似顔絵作品に対するお客様の評価を料金にストレートに反映させたいところなのですが、材料費や制作時間がかさんで絵師の生活を圧迫するようになっては元も子もないので、ベーシック以外の各コースには基本料金を設定しております。どうぞご理解くださるようお願いします。
・なお、ベーシックコースのフレックス料金の上限は「カスタムコースの最低料金(現在は3,000円)以下」ではありません。5,000円でも1万円でも、あるいは百億万円でも()、作品にそれだけの価値があるとお客様が判断した場合にはご遠慮なく高く買っていただけたら、似顔絵師としては望外の喜びです(逆に0円評価」も可です)。
・カスタムコースとアナログコースの見積もりはそれぞれの料金表に基づいて出しますが、納品後に「フレックス料金」と同様の考え方でお客様が自発的に評価分の金額を上乗せしていただくことは大歓迎です(もちろん、見積もり額のままのお支払いでもアフターサービスに影響したりすることはありませんのでご安心ください)。
・繰り返しになりますが、「『似顔絵のクオリティ』と『お客様にとっての価値』を料金にストレートに反映させる」という基本的な考え方についてご理解いただけたら幸いです。

有名人の似顔絵について
・有名人の似顔絵のご注文もお受けしますが、お客様がモデル本人でも関係者でもない第三者(単なるファンなど)の場合は、用途をお知らせください。
・明らかな権利侵害(キャラグッズの無断制作/販売など)に当たる場合はご注文にお応えできませんのでご了承ください。
・料金は、一般のお客様の似顔絵の2割増し程度で見積もらせていただきます。また、小サイズならベーシックコースでも対応可能ですので、詳細についてはご相談ください。

似顔絵の著作権について
・たかが似顔絵と言っても、「美術作品」である以上、著作権は原則として作者に帰属するというのが、法的に認められている考え方です。
・ただし、当店のベーシック、カスタムの両コースに関しては、いったん納品した似顔絵はその後お客様がどのように使用してもまったく自由です(背景や似顔絵そのものを修正/加工してもかまいません)。
・これは「著作権を含めて買い取っていただく」という考え方で営業しているからです。料金にもそこまでの権利が含まれますので、(特にフレックスプライスの場合は)どうかその点にご留意くださるようお願いします。
・したがって、大量に印刷するチラシやグッズ類に使用することが最初から想定される場合は、コースの適用外となりますので、別途ご相談いただくということでよろしくお願いします。
・また、手描きの一点モノであるアナログ似顔絵コースおよび出張似顔絵サービスの絵は納品後も著作権は原則として作者に帰属します (その分、価格も安くなっています)。したがって、どうか改変や加工はご遠慮くださるようお願いします。
・なお、ベーシック/カスタムコースで料金お支払済みの絵を、後になって大々的に(大量印刷物などで)流用することになった場合には、できればご連絡いただいた上で何らかの名目で追加料金を支払っていただきたいところなのですが、いったんすべて買い取っていただいたものでもあり、当方としてもそこまでしつこく追跡するつもりはありませんので、どうか「でかど屋にバレないように」上手くやってください()

似顔絵の納品形式について
・PC作画のコース(ベーシック、カスタム)の納品形式は、今のところJPEGファイル等による「画像データ納品」が主体です(データ形式応相談)。
・ただし、名刺(市販ソフト/市販用紙使用)、色紙への印刷、最大A3サイズまでのフォトフレーム額装といった制作作業は別途材料費+手間賃+送料で承ります(詳細についてはカスタムコースの料金表をご参照ください)。年賀状/かもめーる等のハガキ印刷の注文も承りますが、当店の印刷用機材は家庭用プリンターであるため、大量印刷の場合は当店作成の画像データを版下としてオフセット印刷業者に入稿する方法をお勧めします。
・現在、当店のプリンターの最大用紙サイズはA3です。カスタムコースでA3を超えるサイズのウェルカムボードについては、当方で描いた作品を一般のネットプリントサービスを利用して出力し、あとは百均ショップ等で300〜500円程度で入手可能なコルクボードや額縁、または市販のウェルカムボード手作りキットなどを利用するなりすれば、それほど費用をかけることなくお客様が自作できると思います。また、良心的なブライダルサービス業者であれば、当店で描いた絵の画像データだけを渡して、あとはおまかせでボードの形に制作してもらうことも可能だと思われますので、一度業者に相談してみることをお勧めします。
・手描きのアナログ似顔絵コースに関してはA3を超えるサイズにも対応可能ですが、手描きに特有の制約(2次使用不可、絵柄の修正が困難、背景の派手な演出が困難、美しい文字装飾が困難、写真とのコラージュが不可能、etc.)があるため、コース選択に際しては、そういった制約についてもご考慮の上、ご検討くださるようお願いします。


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